2013年11月

    1: 諸星カーくんφ ★ 2013/11/26 01:12:14

    ソース(JBPress、2013年11月22日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
    http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39275
    写真=世界最大の自動車市場で日系メーカーが苦戦している
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     トヨタ自動車とホンダは、まずいタイミングで中国市場のビジネスのアクセルを緩めてしまった。金融危機の影響で世界の自動車市場
    が2008年に急激に落ち込む一方、中国の需要は伸び続け、その後の5年間における自動車市場全体の成長の3分の1を占めるほどに
    なったからだ。

     自動車コンサルティング会社のアリックス・パートナーズによれば、昨年1年間の乗用車およびミニバンの販売台数は、金融危機前の
    ピーク水準を米国では9%、西欧では14%それぞれ下回った。日本では2007年の水準を回復したという。

     一方、中国の販売台数は同じ時期に2倍超の1860万台に増大し、この国を世界最大の市場に押し上げた。「中国ではこれと言った
    販売の落ち込みは見られなかった」。かつて米系自動車メーカーの幹部だった北京在勤の自動車産業コンサルタント、ビル・ルッソ氏は
    こう語る。「世界の自動車市場における中国の割合は、2009年と2010年に大幅に拡大した」そうだ。

    ■常に政治問題を乗り越えなければならない日本メーカー

     トヨタとホンダはこの宴に参加し損ねた。日産自動車を加えた日本の「ビッグ3」の中国市場における今年上半期のシェアはわずか
    15%で、25%を超えていた前年同期の実績を大幅に下回っている。

     少なくとも、トヨタとホンダは興味深い言い訳をしている。日系自動車メーカーは中国では格好の標的になる、日中というアジアの
    2大経済大国の間で政治的な緊張が高まる時には特にそうだ、というのだ。

     昨年9月、争いが生じている尖閣諸島(中国名は釣魚島)を日本政府が民間人の所有者から買い取ると、中国ではナショナリストの
    怒りが爆発した。憤った群衆が日本車や日本車ディーラーを襲撃したことから、日系自動車メーカーは一時的に生産を休止した。

     中国人ドライバーの中には、賢いやり方で暴徒に襲撃を思いとどまらせ、自分の日本車を守った人もいた。中国の国旗や愛国的な
    シンボルのステッカーを車体に張り付けたのだ。

     「あっという間に売り上げの50%を失った」。日産のカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)は今月、上半期決算を発表する席で
    そう述べた。尖閣諸島問題前の中国における同社のシェアは7.7%だったが、この水準はまだ回復できていないという。

     トヨタの販売台数も急激に落ち込んだ。多くの顧客が注文をキャンセルしたり、ショールームに足を運ばなくなったりしたためだ。
    一部の工場は60%もの減産を一時余儀なくされた。

     日本の自動車メーカーの幹部たちは、尖閣の一件の厳しさにはとにかく驚いたと認めている。地政学的な対立の激化は以前にも
    何度かあったが、生産に深刻な影響が及ぶことはなかったから、というのがその理由だ。

     「中国でのビジネスに関して言えば、西欧の自動車メーカーとは同じスタート地点に立てないという感覚を日本のメーカーはずっと
    抱いている」。ある業界筋はこう語る。「我々は、そういう過去の政治的問題を常に乗り越えていかねばならない」

    >>2以降に続く)


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